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ー 50歳からの心と暮らしの整え方 ー 成瀬汐里のブログ

親の介護の問題 まだまだ先と思っていたが突然やってくる②

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成瀬汐里(なるせゆうり)1969年生まれ。ライフシフトクリエイター|30年間住宅業界に従事し管理職を経験。家事や子育ても両立しながら家族のお弁当を27年間作り続け2019年起業。しかし半年後に腹部に痛みが出始め僅か10日間で歩行困難に。「脊髄炎」と診断。 人生初の長期入院を経験。1年半の病気療養とリハビリを経てほぼ完治。体が丈夫であることが取り得だと過信していたが病気療養という「人生の休憩時間」を持てたことで、自分の人生、健康、家族についてじっくり考える機会に。 30年間の会社員生活を通しての経験や仕事や子育てや家事との両立、40代後半に不動産投資を開始したこと、1年半の病気療養生活から分かった日常の大切さや"あたりまえ"の愛おしさをブログで発信。自身がアドバイザーでもあるマヤ暦のことも時々発信している。 マヤ暦KINナンバー:K91 青い猿/青い嵐/音13 ガイド: 青い鷲 【座右の銘】自分の可能性を諦めない」。【ミッション】自分ファーストで生きる女性を増やすこと。心とお金を整え自分の可能性(種)を見つける「ジブン未来STORY」を主催。
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昨日から、母の認知症について話ています。

今日はその続きになります。

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親の介護の問題 まだまだ先と思っていたが突然やってくる

 

父からの突然の電話で夫と実家に駆けつける

実家に行くと、父と母が言い争っていて、私と夫の顔を見みるなり父は直ぐに話を始めました。

「この間から、おかしな事を言い始まっていたんだが、物が無くなっているらしく、無くなる量が増えているから、”いつもどこに持っていくのか?”って、今日の怒り方は今までと違うから来てもらった」と言いました。

 

私は「なに?なに?そんなにお父さんは何処かに持って行ってしまうの?」と父に向かって言いました。

父も私からも、そんな事を言われるので「そんなわけないだろ!!」と、母に向けてた怒りが、今度は私の方に向けられました。

 

横にいた夫が「一旦冷静になりましょう」と父や母に向かって言いました。

 

母の思い込み、会話が噛み合わない

両親の話を聞くと、数日前から物(主に洋服)が無くなっていて、父が母の気に入っていた服を”愛人”へ持って行っているんでしょ!という事を、父は問いただされていたようです。

 

私の父はマメで、働き者です。

愛嬌があって、慕われるところがあります。

 

しかし、愛人を作るほどの甲斐性はなく、今まで仕事と家との往復、休みの日は庭いじりや家庭菜園をしているか、お酒を飲んでいるか、のような人です。

食材の買い出しに、私と一緒にスーパーへ行くこともあって、その時はいつも真っ先に母の好物をカゴに入れ込む人なんです。

 

側から見てても、時間的にも行動も、全くそんなことは感じられない人なんです。

私は「お母さんどんな服が無くなったの?」と母に聞くと、「いや、今日は無くなったものが全部タンスの中に戻っていた」と言いました。

 

すると父が「いや、さっきまで、服がたくさん無くなっているからどこにやったの⁉︎、と俺に怒っていただろ?」と、半分怒った口調で言いました。

ところが母は、「そんなことは一言も言っていないし、お父さんが勝手に怒っているだけ!服も無くなっていないし、なんで、お父さんは汐里達をここに呼んだのか分からない、あんた達だって忙しいのにね〜」と言い出したのです。

 

私も夫も、「??」といった感じで、会話の流れがうまく読み取れませんでした。

父は、そんな母の事を手で指しながら「ほらな、おかしなことを言うだろ? さっきと言ったことが、コロコロ変わって、話が通じない」と言いました。

 

夫はそんなやりとりを見ながら、母に問いかけました。

「お母さんは、さっきタンスの中の洋服が無くなって、お父さんに”どこにやったのか”って聞いたんですよね?、でも今日はタンスの中に戻っていたんですよね?」と。

 

母の今まで見たことがない形相

ところが、母は、「いや、そんなことは一言も言っていない!」と言って、今までに見たことがない形相で、父や私たち夫婦を睨みつけました。

この日は、2日後に私の退院後の定期診察と母の整形外科の診察日なので、その時に診てもらおうという事になり、実家から帰ってきました。

 

自宅に帰ってから私は夫に「あんな形相の母を見たのは初めてだな」と言うと、夫も「俺も、あんなお義母さんの顔は初めて見た」と言いました。

この時は、なんとも言えない気持ちでした。

 

おかしいなと思い始めてから、1ヶ月くらいの出来事でしたので、今までの「普通」が、そうじゃなくなることを受け止める心構えも、この時はまだ出来ていませんでした。

私の病気もそうですが、明日が今日と同じとは限らないんですね。

 

それまで健康だった自分が、10日間で自力で歩けなくなるなんて想像もしていなかったと同じように、まだ70代の母が認知症になるなんて、想像もしていませんでした。

 

本当に、突然やってくるんです。

だから、今は、日々の些細なことも愛おしく感じるんです。

 

時間って、無限ではなく、有限なんだなと。

 

 

 

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成瀬汐里(なるせゆうり)1969年生まれ。ライフシフトクリエイター|30年間住宅業界に従事し管理職を経験。家事や子育ても両立しながら家族のお弁当を27年間作り続け2019年起業。しかし半年後に腹部に痛みが出始め僅か10日間で歩行困難に。「脊髄炎」と診断。 人生初の長期入院を経験。1年半の病気療養とリハビリを経てほぼ完治。体が丈夫であることが取り得だと過信していたが病気療養という「人生の休憩時間」を持てたことで、自分の人生、健康、家族についてじっくり考える機会に。 30年間の会社員生活を通しての経験や仕事や子育てや家事との両立、40代後半に不動産投資を開始したこと、1年半の病気療養生活から分かった日常の大切さや"あたりまえ"の愛おしさをブログで発信。自身がアドバイザーでもあるマヤ暦のことも時々発信している。 マヤ暦KINナンバー:K91 青い猿/青い嵐/音13 ガイド: 青い鷲 【座右の銘】自分の可能性を諦めない」。【ミッション】自分ファーストで生きる女性を増やすこと。心とお金を整え自分の可能性(種)を見つける「ジブン未来STORY」を主催。
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