幸福度を上げるには思考と行動を変え自己肯定感を持つ
「生きにくさ」を感じる
ここのところ、「生きにくさを感じる」という言葉を何度か耳にしていました。
この「生きにくさを感じる」ことは、世代を問わず、どの世代でも感じているようです。
私はマヤ暦を通して、物事の捉え方や考え方のセッションをさせていただいてます。
時々「良くないことばかりが起こるんです」と相談をされる方がいらっしゃいますが、その時私はこう言います。
「人生はバイオリズムと同じなので、良い時もあれば良くない時もあります。今が良くないと感じるのであれば、次は良いことが起こりますね」と。
年配の方だと人生経験も豊富なので、すぐに納得されます。
「人生、良いことは長くは続かない」というように「悪いことも長くは続かない」ものです。
目先のことだけに目を向けず、先の未来に自分が思う理想のことや楽しいことを思い描くと「こんなことで悩んでいられない」と気持ちが切り替わります。
まずは自分を認め、褒めることで自己肯定感を高める
「生きにくさ」の原因の一つに、『自己肯定感が低い』ことがあげられます。
自分のことを”認めたり”、”褒めてあげる”ことで「生きにくさ」も感じにくくなるといいます。
自分を褒めることをしてますか?
実は私もあまりしていません。
なかなか自分のことって褒めないですよね。
「なんでできなかったんだろう」
「もっと早くからやっておけばよかった」
というような言葉を、一日のうちに何度か呟いているような気がします。
しかし
「昨日はできなかったけど、今日はここまで出来た」
「今日は自分でお弁当を作って持っていった」
「いつも出社ギリギリだけど、早起きして10分も前に会社に着いた」
「お風呂の掃除を頑張った」
「ゴミを拾った」
というような小さなことを積み重ね、それをできている実感を持つことが、自己肯定感をアップすることに繋がるそうです。
日本の文化の影響も
日本人は、「言いたいことは言わない」「我慢する」ことが、奥ゆかしく好まれるという文化があります。
見方を変えると、「言いたくても言ってはいけない」「我慢することが当たり前」といった環境で育ってます。
その当たり前の環境が、今の子供達の世代、20〜30代、40〜50代、60代以上の人達とでは、捉え方が変わってきているように感じます。
昔と違って、現代は言いたいことも言える時代にもなってきていますが、
- 言いたいことを言ってしまって、それが周りに受け入れられない
- 言いたいことが言えない、言ってはいけない
- 言わないほうが身のため
という雰囲気もあるように感じます。
社会的地位や競争に勝った幸福度は長続きしない
日本は「GDP世界第3位」ですが、『世界幸福度調査では56位』とだいぶ低いです。
社会的地位や財力を得ることや競争に勝つといったことでは、人の幸福度は長続きしないことも研究で分かっているそうです。
この、世界幸福度調査の結果からも、はっきりとそのことが分かりますね。
お金をたくさん持つことや、社会的な成功が全て幸福に結びつくとは限らないようです。
お金はあるにこしたことはありませんが、そればかりに注力をしてしまうと大切な自分の何かを見失ってしまうことにもなりかねません。
それよりも、人や社会のためになることや、人と協力をしあってやっていくことの方が、幸福度は高まるようです。
ありのままの自分を受け止める
自己肯定感が低いことのもう一つの理由としては、「ありのままの自分を受け止めることができない」こともあります。
自分の欠点ばかりに目がいってしまって、他の自分の良さに気づけないことが多くの人に見受けられるようです。
そして、自分の良さに気づけない背景には、『人との比較』があります。
「あの人はできるのに、なんで私はできないのだろう」というように、他の人と自分を比較してしまって、自己肯定感を下げてしまっていることもあります。
「人は人、自分は自分」という気持ちを持つと、自分の良さも見えてくるので、自分自身を認められるようになります。
100%完璧な人はいない、ということを認識するのも大切です。
毎日の小さな積み上げで自分に自信を持つことができ、自分を認め褒めることで自己肯定感がアップしていきます。
自分自身への『自信』の積み上げが大切になってきます。
自己肯定感を高め、人と自分を比較せずに、日々の暮らしを心地良く過ごし、自分の大切な人生を豊なものにしていきたいですね。