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ー 50歳からの心と暮らしの整え方 ー 成瀬汐里のブログ

可哀想と思っているほど人ってかわいそうじゃないよ

ゆうりん
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ゆうりん
成瀬汐里(ゆうりん)・1969年生まれ。50歳からの心と暮らしの整え方研究家。東京と地方の二拠点生活。ライフアドバイザー、マヤ暦ライフ研究家。30年間住宅関係の仕事と家事と子育てを両立しながら、家族のお弁当も毎日作り続けて管理職も経験。子育ても終わりサラリーマンを卒業し自分のやりたいことを始めた矢先の50歳に脊髄炎を発症。リハビリに励み、現在は日常生活ができるまでに克服。病気療養という「人生の休憩時間」を持てたことで、自分の人生や健康や家族についてじっくり考え「ゆっくり丁寧に毎日を過ごそう」と決意し、日常のことやマヤ暦のことをブログで発信している。 K91 青い猿/青い嵐/音13 ガイド: 青い鷲
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勝手に「可哀想」と思っていること事態、失礼な話

この年になると親も歳をとったことを実感し、おじさんやおばさんも次々に逝ってしまうことが多くなってくる。

おじさんやおばさん以外でも、会社の人や知り合いの人のお葬式によばれることがグッと多くなってきた。

それゆえに、残された人に対して勝手に憐憫の情が湧いてくることも少なくはない。

特に親しみが深い関係の場合、古い付き合いになるので、余計に自分のことのように勝手に寄り添ってしまいがちなところもある。

更に周りからも「可哀想なんだから優しくしてあげないとね。」なんて言われると、「そうだよなぁ・・」と思ってしまう。

 

しかし、こちらが思っている程、可哀想ではないことに気付かされた。

そもそも「可哀想」と思うこと事態、大変失礼な話しなのだ。

 

可哀想と思われている本人は、長年の両親の介護から解放されて、今までの時間を取り戻すかのように自分の時間をとても大切にし、楽しんでいたりもする。

 

幸せそうに見えても、そうでもないこともある

私には、長年付き合っている友人が何人かいるが、その中でもご飯を食べに行ったり旅行に出かけたりする、昔、苦楽を共にした長年の友人が三人いる。

一人は私より6つ年の離れたお姉さんと、もう一人はその半分の3つ上のお姉さん、そして1つ上のお姉さんの三人だ。

 

6つ年の離れたお姉さんは、父親が生前に建てた大きな家で犬1匹と猫3匹と暮らしている。

生活も、知り合った頃から既にだいぶ裕福な家だった。

私からするとそのお姉さんは、頭も良くて高学歴で昔は細くて綺麗な雲の上のお姉さんだった。

父親もエリートだったし、母親も専業主婦で普段から身なりを綺麗にしていて、遊びに行くといつも高級なお菓子やアイスクリームをだしてくれた。

お兄さんも会社を経営していて、近くに大きな家を建てて家族と生活をしているので、お金持ちを絵に描いたような家だった。

 

しかし、よその家のことは良いことばかりしか見えないのも「人間」なのである。

雲の上のお姉さんは、お姉さんなりにとても苦労していたことを聞かされる機会があった。
1度や2度ではなく、何度も・・。

 

3つ年上のお姉さんは気が優しくて、私と1つ上のお姉さん以上に、その苦労話しを幾度となく聞かされ、その期間は10年近くにも及んだ。

そして、雲の上のお姉さんの苦労話しを聞かされる3つ年上のお姉さんから「もう聞くのが辛い」と、決して本人には言えない心の内を、私や1つ上のお姉さんが聞くといった、なんとも苦しくなる負のスパイラルに陥った。

 

これも全て「可哀想」という勝手な押し付けの、勝手な「優しさ」から始まったのだ。

一方的に話しをする雲の上のお姉さんには、聞かされる側の3つ上のお姉さんをはじめ私達の苦しさは、到底伝わらない。

 

自分だけが不幸だと思っている

ある日四人で、美味しいシュラスコが食べれるお店を予約して食事に行った。

私以外の三人は、相当お酒が強い。

 

最初は美味しいお肉を食べながら、話しに花が咲いていた。

しかし、何かのきっかけで、また雲の上のお姉さんの苦労話が始まってしまった。

それまで和んでいた雰囲気も、次第に暗い話しの扉が全開に開いてしまった。

 

ずっと聞き役に回っていた3つ年上のお姉さんが、「もうその話はやめてほしい・・」と目で訴えかけるように、時々私と1つ上のお姉さんの方をうかがっていた。

その時、私がついに口を開いてしまった。

 

「この話しの答えは見つかる? 本当に悪いところばかりの過去だったのかな? 良いこともあったと思うよ。

私達は聞いてあげることしかできないけど、この話しは〇〇さんが自分の気持ちにケジメをつけないと、解決はしない話しだよ。

でも、今まで苦労してきたんだから、〇〇さんには楽しい未来が待っていると思うけど。」

 

と言ってしまった。

隣に座って聞いていた3つ上のお姉さんが「私もそう思う・・」ポツリと言った。

私の隣に座っていた1つ上のお姉さんは、テーブルに肘をつき、両手で顔を覆いながら黙って聞いていた。

年上で、しかも憧れだった雲の上のお姉さんへ噛みつく私も結構キツかった。

 

雲の上のお姉さんは、頑張ってきたことを褒めてほしかったのだろうと思う。

私達にではなく逝ってしまった「ご両親」に。

この時、必死に言い訳をする姿を見てそう思った。

 

決めつけはよくない

私達からずれば、雲の上のお姉さんの苦労話しを聞いていて、辛いことばかりではなく、遥かに私達より恵まれていると感じるが、それは苦労していたと言っている本人にしか分からないことだ。

あとは「時間薬」の効力が、ゆっくりと時間をかけて効いてくれることを信じるしかないと、今も思っている。

 

先日、一緒に仕事をしていた昔の職場の人から、たくさんの野菜と果物をいただいたので、お裾分けをしたいと思い届けに行った。

その時、飼っている動物たちと楽しそうに暮らしている姿を見て、こちらの心配は余計なお世話だと感じた。

一人で温泉に行ってゆっくりとした時間を過ごしていたり、友達とランチやディナーを楽しんだり、趣味に没頭していて毎日があっという間に過ぎてしまうといった話しを聞くと、可哀想どころか、とてもいきいきとしていて楽しそうだった。

 

話しを戻すと、人に対する勝手な思い込みは良くない。

勝手な思い込みは、自分が思い込んでいる人物像を作り上げてしまい、思われた方は全くもって迷惑な話しだ。

 

それと皆んな苦労している。

「私ばかり苦労している」などと思わない方がいい。

形はそれぞれだが、苦労をしていない人はいない。

 

「あの時大変だったんだよね、でも今は幸せ」「あの時は学びの時期だったんだよね」と、思えるかが大事だと思う。

 

「あの時のせいでこうなった! だから今不幸なんだ・・」とこれから先もずっと思って生きるより、今辛いことや悲しいことがあっても、「未来は楽しいことが絶対あるぞ!」と思って生きる方が、気持ちがワクワクする。

 

そう思って生きてきた人達が、今私の周りで眩しいくらいに、きらきらと輝いて生きていることは間違いないのだから。

 

 

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成瀬汐里(ゆうりん)・1969年生まれ。50歳からの心と暮らしの整え方研究家。東京と地方の二拠点生活。ライフアドバイザー、マヤ暦ライフ研究家。30年間住宅関係の仕事と家事と子育てを両立しながら、家族のお弁当も毎日作り続けて管理職も経験。子育ても終わりサラリーマンを卒業し自分のやりたいことを始めた矢先の50歳に脊髄炎を発症。リハビリに励み、現在は日常生活ができるまでに克服。病気療養という「人生の休憩時間」を持てたことで、自分の人生や健康や家族についてじっくり考え「ゆっくり丁寧に毎日を過ごそう」と決意し、日常のことやマヤ暦のことをブログで発信している。 K91 青い猿/青い嵐/音13 ガイド: 青い鷲
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