高齢の父が2年半かかってLINEビデオ通話が使えるようになって喜んでいます
私の父が、LINEビデオ通話を覚えました。
1日1回〜2回ほど、連絡をくれます。(ちょっと多い ^^;)
姿を見ながら話せるのは、私も安心ですし、本人も操作を覚えたので嬉しいようです。
父が生まれた時代からすれば
私の父が生きてきた時代は、手元の得体の知れないもので相手の顔を見ながら話せるなんて、考えてもみなかったと思います。
私が幼い頃には黒電話がありましたが、父が家に電話を引く時代は、権利書が必要、7万円くらい(多分)など、画期的でありながらも、当時の物価からすれば高価なものだったと思います。
遠くに居ても、相手の声を聞きながら話せるなんて、「なんて凄いんだ!」といった時代だったと思います。
ジリリリリとけたたましくなる音、しかもダイヤル式の黒電話
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薄い緑色のプッシュ式の電話
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FAXが登場
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ポケベル
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デジタル式の電話でナンバーディスプレイやキャッチホンを付加できたり
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ガラケー(自由にどこででも話ができるの⁉︎)
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スマホ(顔を見ながらどこででも話せる!天気予報も分かる!)
というような移り変わりを、見てきた世代ですから、「手元にある四角いモノ」で顔を見ながら話せるなんて、思ってもみなかったでしょうね。
努力家の父でも”言葉”が分からないため途中で挫折
実は、このLINEビデオ通話で話ができるようになるまでには、結構な時間がかかりました。
私が入院していた2年半前、お見舞いに来た時に毎回のようにノートと鉛筆を持ってきて、「使い方教えてくれないか?」と聞かれました。
でも、「言葉(用語)」が分からないので、ノートに書いたものを家で見直しても、分からないみたいなんですよね。
次にお見舞いに来てくれた時は「言葉(用語)」から教える、というようなことを繰り返していましたが、それも私が退院をしてからはなくなってしまいました。
そして時間が経ち、少しはスマホに慣れた今、ようやく使えるようになったんです(完璧ではありませんが)。
LINEビデオ通話を使えるようにはなったものの…
父は耳が遠いので、ビデオ通話にしていても、耳にスマホを当てるんです。
そうなると、こちらからは真っ暗な状態か、父の耳しか見えません。(笑)
「なんか声が聴き取りにくいんだよ〜」と言いながら、父は話を続けます。
私は「お父さん、何にも見えないよ〜」か「今日も耳の血管の中では、ちゃんと血が流れているようだね〜」と話します。(笑)
「あ〜、そぅ〜か〜。笑」と、父は返してくれる、というような会話を毎回します。
楽しんでいます。^^
そうなんです、まだ「拡声機能」というのが分かっておらず、スマホを耳に当ててしまうんですよね。
言葉で説明しても、理解ができないですし、聴こえないから耳にスマホを当てる、の繰り返しです。
だけど、繋がった瞬間に顔が見られるのが、嬉しいようです。
私も父の元気そうな顔が見られるので、ほっとしています。
父の世代からすれば、新しいものを覚えることが面倒になっている歳でも、時代が進化した今、「便利になったのだから、使えるのであれば使いたい」という父の気持ちを大事にして、付き合ってあげたいと思う娘なのでした。
次は「拡声機能」をマスターしてもらわねば。(笑)
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