50代になって感じる「今しかできないことに注力をする」のが大切だってことに
女性って、家庭を持ったり、子供をができたりすると、自分のことは後回しにしてますよね。
私は50歳の時に、ちょうど下の子が大学を卒業して、社会人になったので、子供が出来た20代〜40代は特にそうでした。
自分のライフステージを大切にし愛する
ライフステージという観点からすると、仕方のないことだと思います。
”自分のやりたいことだけをやり続ける”って、一見、素敵だなと思いますが、私はあまり魅力を感じません。
それよりも、その人の今のライフステージで精一杯両立をしていて、その隙間で自分のやりたいことをやっている人に魅力を感じます。
その時その時のライフステージで、「今しかできないこと」ってあると思うんです。
子育ては、特にそうです。
子供が歩けた瞬間を見た、幼稚園に通うようになってお弁当を作るようになった、小学校の運動会の応援、中学校の部活の大会の応援、高校受験のサポートetc..
その時って、一生懸命で無我夢中だし、精神的な負担と金銭的な負担が、ずっと続くと思いがちです。
でも、振り返ると、そんな期間はあっという間に過ぎてしまって、今となってはなんだか寂しい感じもします。
私のライフステージで仕方のない後悔
私は、仕事をずっとしてきたので、娘も息子も補助輪無しの自転車に乗れた瞬間を見ることができませんでした。
これは、仕方がないことなんです。
当時は、子供の教育費や家のローンがかかっていたので、頑張って働かなければなりませんでしたから。
でも、なんか寂しい感じはあるんですよね。
あの時は、仕事中に夫から電話をもらって、「今、補助輪無しで自転車に乗れたぞ！」と電話口の向こうから、弾んだ声で知らせてくれました。
当時は、ガラケーの時代。
スマホはなかったので、手軽に動画を撮るなんてことは、今のように日常的に行われることはない時代でした。
そうは言っても、その場で自分の目でその瞬間を見たかったなと、今も思います。
こんなことを言っても、過ぎてしまったことは、仕方がありませんね。
今だから感じる「今しかできないことに注力をする」のが大切だってことに
そんなことの繰り返しと、50歳の時に病気になって、あっという間に歩くのが困難になってしまった自分の経験から、「その瞬間その瞬間を無駄にしてはいけない」と強く感じるようになりました。
だから、「何かを犠牲にして」というわけではなく、「今しかできないことに注力をする」が、後悔をしないことだと思うんです。
「今まできっちりやっていた家事を少し手を抜いて、子供との時間を多めに取る」とか、「どうしても残業をして、今日中にやらなければならない仕事なのか」とか、日常を見返すと、意外とこんなことに時間をかけていたんだと思うことってあるんですよね。
「今だから出来ること、今しか出来ないこと」に時間をかける。
ライフステージは、自分の結婚したタイミングや子供が生まれたタイミングで、人それぞれ変わってきますので、他人とは比較はできません。
自分の「今しかできないことに注力をする」と、自分の人生の流れに乗って、豊に過ごせるとも感じています。
どう過ごそうが、時間は過ぎ、未来に向かっていることに間違いはないのですから。
私は、子育ても終わり、体の調子も良くなった「今しかできないことに注力をする」ことが、未来の自分が後悔をしない生き方だと感じています。
今の大変さが、人生の全てではありません。
「心に余裕ができる時期」って、必ずきますから。
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